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2008年 07月 06日
あ、あほな映画や。アホの上に「ど」がつきます。「男どアホウ!長寿園」ですね。
いいんでしょうか、こんな映画許して。まあいいことにするか。スティーヴンとは長い付き合いだし(笑)。第一作の「レイダーズ/失われたアーク」を見たのはたしか高校生の時でした。 ここまで荒唐無稽で、とことんご都合主義なら、ある種の名人芸です。 見終わって何も残りませんが、最近のスピルバーグの映画の中では面白い方だと思います。「インディ」シリーズでも「3」より面白かったんじゃないかな。 スピルバーグは、サスペンス演出がウリの監督なはずなんですが、この映画ではそのサスペンスを封印して、というかバッサリと捨てて、見せ物に徹しています。そう言う意味では「レイダーズ」より「ジュラシックパーク」に近い。 もちろん、危機、脱出、危機、脱出、また危機の繰り返しなんですが。なのに全然、サスペンスがありません。だって、絶対弾が当たらないの分かっているからね。その辺は堂々としたもので、マシンガンで撃たれてもよけも隠れもしない。ただ走ってるだけ。でも当たらない。 そうなると、あとは、どんなバカバカしい助かり方をするかってことしか面白がるポイントがありません。とにかくその繰り返しです。 やっぱ、猿のとこがピークでしたね。そこまでやるかと。笑えました。ターザンごっこなんて、最近の子は知らないだろうなあ。でもその後はもう、見ているものを脳死状態に追いやるノーサスペンスな脱力活劇の連続に、笑う気力もなくただ終わるのを待っているだけでした。 滝のとこは、もうちょっと工夫して欲しかったなあ。主観で落下する絵が見たかったです。 クライマックスは、もう言いませんよ。彼の趣味の世界です。 恐竜のいない「ジュラシックパーク」ってどうなの、って感じですが、それなりに楽しめるのは、さすがです。 いや、まあ、いいか。そんなとこ突っ込んでも仕方ない気がしてきました。 たとえば、「インディ」シリーズの続篇を最近の才気あふれる監督が引き受けたとする。J・J・エイブラハムとかクリストファー・ノーランとか。オリジナルへのリスペクトをこめて、緊迫感の中にもユーモアのある、いい映画を仕上げるかもしれない。でも、このスピルバーグによる「4」のような、盛りだくさんなのに“のどか”という味は出ないでしょう。この映画に関しては、この奇妙な“のどかさ”が面白さなんだと思います。 スピルバーグ活劇には、やっぱりトムよりハリソンが似合う、ということも確認できました。 こんだけお気楽な映画にも、インディオ大虐殺のシーンが出てくるのもまた、スピルバーグですね。ワンカット、チラッとですが。あれはもう、ユダヤ人の血がそうさせるとしか、言いようがありません。 それなら、原爆をギャグに使うのはやめて欲しいなあ。 「レイダーズ/失われたアーク」はハリウッド史上に残る面白い映画だったと思うのですが、この「クリスタルスカル」を見てしまうと、ホントにそうだったんだろうか、とちょっと自信がなくなってしまいました。見直してみようかなあ、それもめんどくさいなあ。 このシリーズ、この後どうなるんでしょうね?ジュニアが主人公で「5」をやるのかな。それならそれで、つきあいますけど。 インディじいさんはともかく、マリオンがばあさんになってたのは、悲しかったです。
by denkihanabi
| 2008-07-06 01:09
| 映画ネタ
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