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2004年 10月 15日
作品を作るというのは、恥ずかしいものだ。
自分が出てしまう。 それは、石の漫画であれ、映画であれ同じだ。 恋やセックスも、覚めた目で見れば、恥ずかしいものだ。 私は自分がキスしたりセックスしたりしているのを傍観者として見たことはないが、かなりマヌケなものなんじゃないかな。 松尾スズキという人は、相当な照れ屋さんなんだと思う。 恥ずかしいことを、笑いでかわしながら描いているような気がする。 相当恥ずかしいので、相当バカな笑いを持って来ないと、見悶えてしまうんじゃないか。 舞台は見たことがないのだが、深夜のテレビで演出、主演の1時間番組を見たことがある。あれも、そんな感じがした。 この映画、かなり笑える。 編集者が突然、何の脈絡もなく死んじゃうとこは、爆笑したな。 映画として、よくできているというわけではないのだが、うまいということと、面白いということは、関係ないというのがよく分かる。 撮影やら編集やらは、あまりうまくいっていない。 でも、面白い。 おバカな笑いが、ちりばめられているのだが、実は物語はストレートだ。 熱くて、イタい。 芸術と恋、あるいは、自尊心と性欲についての物語、恋愛青春映画だ。 コスプレと漫画で彩られているが、「銀座の恋の物語」のように古典的だ。 「王道からの逃亡」という台詞が何度か出て来るが、この映画がやろうとしているのは正にそれで、ベースは極めてオーソドックスなのを、ギリギリのところで裏切ろうとし続ける。 ステレオタイプなステージの上で、壊れたダンスを見せようとしている。 かなりキワどいところで勝負していて、これがちゃんと笑えるってのは、やっぱりセンスなんだろうなあ。すごく考えて作っているのだろうが、ネラって出来ることでもないような気がする。 なんやかんや書いたけれど、面白い。 お薦めです。
by denkihanabi
| 2004-10-15 23:25
| 映画ネタ
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