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2008年 12月 12日
「うさぎのダンス」といえば、佐藤浩市である。
ストーリーも結末も全然覚えてないのに、ワンシーンだけ鮮明に覚えている映画というのがある。「さらば愛しき人よ」もそういう映画だ。「さらば愛しき人よ」といっても、フィリップ・マーロウではない。郷ひろみ主演のヤクザ映画だ。石原真理子も出ていた。 郷ひろみのヤクザというのは、まったく怖くないキャスティングだが、その主人公をつけ狙う敵役が強烈なキャラだった。 金髪。危ない目つき。しゃがれ声。残忍。凶悪を絵に描いたようなヤクザ。演じていたのが佐藤浩市だ。役名は忘れた。 このアブない男がコンビニでひろみゴーの舎弟を見つける。舎弟は拳銃を構える。金髪の佐藤浩市はドスを抜く。佐藤は言う。 「ヤクザの喧嘩じゃな、チャカとドスならドスが勝つって決まってるんだよ」 そして、ドスの先で棚に並んだ品物をからからと落としながら、白々とした蛍光灯に照らされた通路を、拳銃を構えた舎弟に向かって歩いて来る。ゆっくりと。ふらふらと。 そのときに歌うのだ。歩きながら。しゃがれた、地獄から聴こえるような声で。 「たぁらったらぁったらぁったうさぎのだぁんすぅ〜」 あんなに凶悪な「うさぎのダンス」は他では聴いたことがない。 キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」でマルコム・マクダゥエルが歌う「雨に歌えば」に匹敵する邪悪さだ。 実はこのシーンがどうやって終わったのか、次はどういう展開だったのか、私は全く覚えていない。作った人には申し訳ないが、この映画で私が覚えているのは、佐藤浩市の金髪と、「うさぎのダンス」だけだ。 本当にそこだけを鮮明に覚えている。 あの歌はアドリブだったのだろうか。 マークXを颯爽と走らせる佐藤課長に胸キュンの淑女のみなさん。ぜひ「さらば愛しき人よ」の最凶の佐藤浩市さんを見てみて下さい。惚れ直すこと間違いなしです。 明日は、満月。
by denkihanabi
| 2008-12-12 00:04
| エイガノキオク
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